軽量CSSコンポーネント"basscss"、ImmutableCSSに見る未来。
basscss
最近は軽量シンプルなCSSフレームワークが好まれる傾向にあって、その中の1つが"basscss"です。2015/6/30にバージョン7がリリースされました。サイドエフェクト(副作用)がないと書いてあるのが嬉しいです。
各機能についてはサイトに書いてある通りなので特に説明する必要がない気がしますが、特徴を説明すると厳密にコンポーネントベースの設計を採用している点です。類似の設定を取っているCSSフレームワークにはBootstrapがあります。
Bootstrapとの大きな違いはシンプルさとサイズの小ささ=使い易さ、です。
マニュアルが整備されているので丁寧な印象を受けます。
Immutable CSS
全体としてImmutable CSSに注力しているようでBase ElementsとImmutable utilitiesに設計を分ける事によって、売りとしている柔軟さと副作用の少なさを実現しているようです。
CSSのように継承と拡張が自由自在なルールの中でImmutable(状態の不変)をどのように実現するのか?の答えとして名前空間とネーミングルール、そして厳密な設計ポリシーとその測定ツールで解決するアプローチなのだと思います。ちょっと自分でも書いていてちゃんと分かっていません。
この点についての詳しい説明は以下URLに記載されていますので、気になった方はこちらをご確認下さい。
http://www.basscss.com/docs/reference/principles/
CSSフレームワークとしての複雑度管理を以下ページで参照できます。
以下はstatsページのキャプチャです。
ウェブコンポーネントは重量級で既存CSSや外部CSSとのバッティングが多くて使いづらい印象がありました。もしかすると"basscss"のように管理する事で解決できる問題が多くあるのかも知れませんね。